はじめに
今回は、船橋市役所動物愛護指導センターさんにインタビューさせていただきました。
愛護センターの役目、施設にくる動物、船橋市における地域猫活動について教えていただきました。
【愛護センターの役目】
動物によって人の衛生環境が乱されないことを守る(公衆衛生)役割を担っています。動物愛護法とは公共場所の環境、動物の管理をメインとしています。例)野良猫の糞や鳴き声で環境が悪くなることがないように管理しています。また、施設の方の気持ちで病気や人に慣れてない子達は置いておくことが出来ません。病気を持っていたり、怪我が酷い場合に施設で行える処置には限りがあります。そのため譲渡へ向けて努力は行いますが、全ての動物の病気や怪我を完治させ譲渡することはできません。
Q.施設にいるのはどの動物が多いのですか?
子猫が多数です。適正な餌やりができていないため、繁殖が盛んになってしまうことが影響しています。そのため、餌を与えるのであれば、去勢手術や糞の始末まで責任を持って行うことが大切です。仮に餌を可哀想だからという理由で与えることしかできないのであればするべきではありません。譲渡に関しては受け入れる側の年齢制限などがあり、確認する必要があります。しかし、これらの条件は譲渡された後の動物の幸せのためにあると思います。
Q.地域猫活動について教えてください。
地域猫として餌やり、トイレの管理をしっかり行うことや地域の方から理解を得る必要があります。そうした猫たちは野良猫という括りではなく、地域の猫という扱いになります。上記にも記載しましたが、飼い主のいない猫を増やさないためには一人一人の意識を変えていく必要があります。可愛いからという理由で野良猫に餌を与得てはいけません。仮に餌を与えるのであれば糞の管理や去勢手術を行うなど全ての責任を持って行う必要があります。
Q.私たちに出来ることを教えてください。
ペットは可愛いだけではなく時には病気になることもあります。最後までその命に責任を持つことができるのか、覚悟と責任を持って動物を飼うことが今の私たちにできることだと感じています。
インタビューメンバー
浅野穂乃香 池谷麻衣 篠原萌花
Actryメンバーから一言
「動物によって人の衛生環境が見出されないことを守る」という言葉がとても印象的でした。それは、私自身が動物側の視点からの考えがちであると気付いたからです。
動物たちにとってのよい環境、公共の場で快適に人間が暮らす環境のバランスを取ることを考えながら、不幸な動物を減らすために行動できたらと思いました。
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