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保護猫カフェ CAT'S INN TOKYOさんにインタビューしました!

更新日:2022年11月13日


先日、里親募集型の保護猫カフェである

CAT'S INN TOKYOさんにお話を伺いました。

これまで多くの猫を保護、卒業させてきたキャッツインさんは、今年度でオープン五周年を迎えました。

わたしたち学生にできることについても話していただいたので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!



どんな施設ですか?

当施設では、里親になりたい人、猫と触れ合いたい人を両方とも受け入れており、里親にお申込みいただいた方には自宅訪問や環境アドバイスをしています。

最近ではコロナの影響からか猫を飼えるようになった家庭が増えたため、そういった方々に向けて、猫たちの実家と思って、譲渡後も相談を受け付けています。譲渡会などはしておらず、店舗にて里親募集中の猫たちと触れ合いながら意中の猫さんを決めていただけます。譲渡会は猫が緊張して普段の様子がみれませんが、ここは猫たちがいつも生活している空間なので、猫それぞれの性格や相性なども垣間見ることができます。



これまでの経緯を教えてください

きっかけは、2年間にわたる東日本震災後の原発非難区域での保護ボランティアでした。ニュースでたくさんの犬が家に取り残されていることを知ったヒトテンチョーは、現地で助けを求めている人をネットで探して、車で物資補給をしていました。

やがて、5月に入ると猫の保護・里子依頼も増えてきたのですが、多頭飼いの多い地域ですから、預かり先はすぐに頭打ちになってしまうんです。

活動していく中で、引き取りを断念する理由として、家がペット不可であることが多かったことに着目して、知り合いと猫専門の物件を扱う不動産会社を立ち上げ、空室で困っているオーナーに声をかけていきました。HPでは猫のサノスケ(現店舗の猫園長)を社長として発信していたのですが、興味を持ったメディアからの取材が継続的に来るようになり、事業は無事軌道に乗りました。


ある日、過去に物件を紹介したオーナーから相談を受けました。内容は、一階に猫カフェを誘致したのだが、いろいろあって、上の階に住んでいる店長を残してカフェの方が出て行ってしまった。引き続き猫に関するテナントに入ってほしいのだが、どうしたものか、というものでした。悩み抜いた末、店舗を引き継ぐことを決めました。


開業してから最初の半年間は苦労の連続でした。開店後、猫たちの里親が次々決まっていく一方で、売上が一日千円という日もざらで(一般的な猫カフェの料金が千円)、契約条件も決してよいものではありませんでした。さらにはオーナーとのそりも合わず、二年半たった頃には再契約を断られたので、300万円の借金を抱えたまま今の店舗に移ってきました。


そういった紆余曲折もありましたが、現在の店舗はのどかで立地も悪くないですし、オーナーさんもいい人なので、結果的にはよかったと思います。皆さんには、コツコツ頑張っていればなんとかなる、ということをお伝えしたいです。



どんな猫が来ますか?

公園にいた猫や、交通事故にあった猫、他にも飼い主が亡くなったり、病院から連絡が来たり、など様々な理由で、この施設に来ます。


写真:インタビュー当時在籍していたレッド(右)とダイヤ(左)


誕生後、親猫に放置されていたのを拾われ、キャッツインにやってきました。生まれた地域のサッカーチームにちなみ、レッドとダイヤと名づけられました。保護された後はすくすくと育ち、現在では二匹とも、とある里親の方に引き取られています。




コロナ禍でどんな影響がありましたか?

緊急事態宣言中は営業自粛をせざるをえませんでした。また、受け入れ人数の制限を行っているため、今でも営業時間内での収入には限界があります。

そのため、それ以外での収益や、SNSでの発信に力を入れています


支援・寄付について

キャッツインでは保護猫カフェだけでなく、店内ショップでのグッズ販売などもしています。また、店舗に行く以外でも、発売されているLINEスタンプを購入してみたり、サイトを通じて寄付していただいたり、キャッツインの公式YouTubeで動画を再生したりと、様々な方法があります。


SNSでの発信について

SNSではTwitter、Instagram、Facebook、TikTokで発信しているほか、YouTubeでは夜の店内の様子をライブで流しています。



私たち学生にできること

学生にできることは、まず第一にSNSによる拡散です。時間や体力に余裕があれば、当施設のボランティアに参加するのも一つです。また、施設に属していなくても、SNSなどを通して自身で保護するための能力(知識)をつけることもできます。そのようにして、猫を救える人を少しづつ増やしていくことが重要です。



さいごに

設立の経緯や経営の難しさなど、普段は聞けない部分まで話を伺えたので、とても勉強になりました。

寄付・支援と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、SNSの再生・拡散、そしてボランティアへの参加など、私たち学生だからこそ協力できる部分は多いと思います。

記事の下部に地図や公式SNSのリンクが貼ってありますので、興味を持った方はぜひご覧になったり、足を運んでみてください!



店舗情報

【住所】東京都板橋区小豆沢3丁目4−17

【営業時間】13:00~20:00 最終入場 19:00

【定休日】月曜日

アクセス

[電車]都営三田線「志村坂上」駅から徒歩5分

[バス]赤羽駅西口から小豆沢二丁目に下車、徒歩2分



※完全予約制→予約はこちらから















SNS一覧

▸Twitter


▸Instagram


▸Facebook


▸Tiktok


▸YouTube









支援一覧

▸LINEスタンプ(全6種)


▸ボランティアも募集中!


▸その他のご支援












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